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Vol.28 お題『明日』
2018年春
季刊賞
「明日へ飛ぶつばさ小さくなったけど」
たつの市 堀 美佐子
佳句1
「やくそくが明日を膨らませてくれる」
箕面市 小川 佳恵
佳句2
「明日へと心をちょっとストレッチ」
明石市 竹中紀久子
佳句3
「さあおいで明日の予定白い画布」
箕面市 酒井 紀華
佳句4
「夕焼けの向こうに見えるいい明日」
箕面市 中野 勲
佳句5
「不揃いな日々を積み上げまたあした」
神戸市 村松 久江
Vol.27 お題『点』
2018年新春
季刊賞
「一服のお茶をひと日の読点に」
明石市 竹中紀久子
佳句1
「沸点の手前をふっとよぎる青」
箕面市 小川 佳恵
佳句2
「日向ぼこ話のはずむ点と点」
明石市 佐溝美智代
佳句3
「新しい私発火点を探す」
大阪市 小野 雅美
佳句4
「失点も君を大きくしたんだね」
神戸市 吉田 洋子
佳句5
「やわらかな点で日記が書けた春」
堺市 辻 真理江
Vol.26 お題『拾う』
2017年秋
季刊賞
「雨音を拾う待つ勇気を拾う」
堺市 辻 真理江
佳句1
「愚かさも長い旅路の拾いもの」
宝塚市 新見 正樹
佳句2
「柘榴爆ぜ少し微笑み拾ったよ」
大阪府豊能郡 岡田 重子
佳句3
「捨てた夢拾いたくなる誕生日」
宍粟市 稲田勢津子
佳句4
「思い出を拾う母には紅のさす」
京都市 赤羽 順子
佳句5
「幸せの種を拾いに出掛けます」
明石市 佐溝美智代
Vol.25 お題『風』
2017年夏
季刊賞
「シャボン玉風は敵かな味方かな」
大阪府豊能郡 松浦益子
佳句1
朝顔の花を数える風の朝
豊中市 村島恵美子
佳句2
風が舞うやがてひとつの物語
大阪市 田口 和代
佳句3
逢いに行く木綿の風を身にまとい
吹田市 福永ユキコ
佳句4
出かけよう風が誘ってくれるから
明石市 中村ひとみ
佳句5
向い風抜けて人間取り戻す
神戸市 斉藤 節夫
Vol.24 お題『軽い』
2017年春
季刊賞
「充電が終わると僕は鳥になる」
明石市 中村 大吾
佳句1
「息抜きは本一冊と軽い旅」
明石市 京極 聰
佳句2
「団塊の今は身軽な丸い石」
貝塚市 川口 明
佳句3
「まあええやないかと笑う紙コップ」
大阪市 平井美智子
佳句4
「薪能あの世この世に軽々と」
伊丹市 近藤 千草
佳句5
「水たまり軽やかに跳び明日は晴れ」
西宮市 赤川 京子
Vol.23 お題『追う』
2017年新春
季刊賞
「追憶を辿れば母の握り飯」
たつの市 塩谷ひとみ
佳句1
「消しゴムで何度も消した夢を追う」
西宮市 水野 元子
佳句2
「雲追うている間に古稀がみえかくれ」
箕面市 酒井 紀華
佳句3
「自分史にチョチョイのチョイと追肥する」
大阪市 田口 和代
佳句4
「追いかけて追いかけてなお遠い虹」
明石市 田中 靖国
佳句5
「追いかける夢をポッケにもうひとつ」
神戸市 村松 久江
Vol.22 お題『輪』
2016年夏
季刊賞
「まあるくはなれないままで家族の輪」
大阪市 平井美智子
佳句1
「ドーナツの穴の役目を引受ける」
大阪府豊能郡 松浦 益子
佳句2
「知恵の輪が解けてガーベラぱっと咲く」
明石市 大西 弥生
佳句3
「びよよんと伸びた輪ゴムで括る過去」
加古川市 薮西多可子
佳句4
「秋の影引っ張って漕ぐ三輪車」
明石市 竹渕美千子
佳句5
「踊りの輪いつもと違う姑が居て」
明石市 佐溝美智代
Vol.21 お題『踏む』
2016年春
季刊賞
「踏まれても笑い上戸の野のすみれ」
加古川市 薮西多可子
佳句1
「踏み出しはフワリと軽く青蛙」
堺市 辻 俊雄
佳句2
「にぎり飯ぺりんぱりんと春を踏む」
姫路市 水田 千波
佳句3
「にんげんのまあるいところ踏んでみる」
大阪市 雨森 茂喜
佳句4
「踏み出してみよう私の喪が明ける」
大阪市 平井美智子
佳句5
「さくらさくら夢の続きへペダル踏む」
加古川市 内海 洋美
Vol.20 お題『紙』
2016年新春
季刊賞
「企みを紙風船に吹き込んで」
宍粟市 稲田勢津子
佳句1
「紙鉄砲ポンと響かせ年を越す」
明石市 橋本 節子
佳句2
「華やかな過去も刻んで再生紙」
大阪市 平井美智子
佳句3
「貼紙がめくれサーカスあの町へ」
八尾市 八倉知佐子
佳句4
「レシートに走り書きした様な恋」
神戸市 村松 久江
佳句5
「風に乗る紙ヒコーキに問う未来」
大阪市 大塚 久子
Vol.19 お題『動く』
2015年秋
季刊賞
「動きますゼンマイ巻いてくだされば」
明石市 中村 大吾
佳句1
「時々は尻尾のゆれを確かめる」
明石市 中村ひとみ
佳句2
「歩き出す木霊の罠に気づかずに」
宍粟市 稲田勢津子
佳句3
「蟠り流れる雲にぽんと乗せ」
明石市 河本 光代
佳句4
「揺れ動く心を見抜く月あかり」
明石市 京極 聰
佳句5
「立ち位置をちょっとずらして見る景色」
西宮市 赤川 京子
Vol.18 お題『海』
2015年夏
季刊賞
「「海はいいなあ」若かった青かった」
大阪市 田口 和代
佳句1
「ちっぽけな悩みじゃのうと海は言う」
大阪府豊能町 松浦 益子
佳句2
「月の海明日への魔法くださいな」
堺市 辻 真理江
佳句3
「なぜなぜの答えは深い海の底」
大阪市 神田 良子
佳句4
「思いきり夕日笑って海に落ち」
守口市 川上 孝子
佳句5
「もう少し騙されておく海の青」
明石市 南中 香織
Vol.17 お題『探す』
2015年春
季刊賞
「神様の秘密探してみたくなる」
明石市 南中 香織
佳句1
「探し物春一番が耳打ちし」
明石市 河南 文子
佳句2
「淋しい日辞書にやさしい語を探す」
大阪府豊能町 松浦 益子
佳句3
「戯れに探す四つ葉のクローバー」
たつの市 塩谷ひとみ
佳句4
「ナイショです何を探しているのかは」
吹田市 福永ユキコ
佳句5
「心地よい椅子を探して旅つづく」
吹田市 安田芙紗江
Vol.16 お題『窓』
2015年新春
季刊賞
「コトコトと窓打つ風よ吾もひとり」
神戸市 浅井 瀧子
佳句1
「うれしい日窓打つ雨のリズミカル」
吹田市 佐々木弘子
佳句2
「窓枠を少し広げてみましょうか」
吹田市 福永ユキコ
佳句3
「B棟2号君の闘う窓あかり」
大阪市 桑原すゞ代
佳句4
「天窓のはるか宇宙を見て眠る」
兵庫県播磨町 祖川多津子
佳句5
「小悪魔がたまに心の窓辺にも」
神戸市 西川八千代
Vol.15 お題『隠す』
2014年秋
季刊賞
「自分史をちょっと彩る内証ごと」
明石市 京極 聰
佳句1
「ソーダ水隠しきれない記憶湧き」
大阪市 小西 芳子
佳句2
「かくれんぼホントのわたし出ておいで」
大阪府豊能町 松浦 益子
佳句3
「ひらがなで話し炎を隠します」
明石市 竹中紀久子
佳句4
「隠し事ばれてやれやれサンマ焼く」
西宮市 水野 元子
佳句5
「心から笑っていないさくら草」
兵庫県太子町 森澤 桃代
Vol.14 お題『手』
2014年夏
季刊賞
「古希手酌おんな独りもいいもんだ」
大阪府豊能町 松浦 益子
佳句1
「神の手にちょっと預けてふうわりと」
神戸市 塩谷 凉子
佳句2
「ごしごしと怒りのついた手を洗う」
吹田市 中西江里子
佳句3
「ふくれっ面両手で挟み食べちゃうぞ」
吹田市 小西ひかる
佳句4
「手を振って歩けばちょっと楽しくて」
加古川市 薮西多可子
佳句5
「ゴツゴツであいその無い手わたしの手」
西宮市 水野 元子
Vol.13 お題『飛ぶ(跳ぶ)』
2014年春
季刊賞
「このへんで鳩を飛ばして見せようか」
明石市 中村ひとみ
佳句1
「水たまり跳んでごらんと春がいう」
堺市 辻 真理江
佳句2
「ふるさとを目指す翼は四分音符」
大阪市 桑原すゞ代
佳句3
「なぜ飛ばぬなんて聞かない黄水仙」
吹田市 森本あつ子
佳句4
「今飛ぶわ風を選んでいるところ」
西宮市 赤川 京子
佳句5
「跳び箱を一段下げて楽に生き」
吹田市 小西ひかる
Vol.12 お題『顔』
2014年新春
季刊賞
「とびきりの笑顔届けに行く途中」
大阪市 桑原すゞ代
佳句1
「舞踏会の面を選んでいるところ」
大阪市 田口 和代
佳句2
「トンネルを百面相で駆けぬける」
明石市 中村 大吾
佳句3
「くじけそうアンパンマンの顔もらう」
明石市 南中 孝代
佳句4
「鬼の面外し家族の中にいる」
兵庫県太子町 森澤 桃代
佳句5
「今日一日おんなの貌で冬薔薇」
姫路市 水田 千波
Vol.11 お題『椅子』
2013年秋
季刊賞
「わたくしの椅子取りゲームまだ佳境」
大阪市 田口 和代
佳句1
「この椅子に座れば魔法解けますか」
明石市 橋本 節子
佳句2
「長椅子にごろんと一人秋の中」
たつの市 塩谷ひとみ
佳句3
「仁王様座りませんかこの椅子に」
大阪市 石橋 直子
佳句4
「椅子取りのゲームが下手でまんまるで」
明石市 京極久美子
佳句5
「妻の椅子柔らか過ぎず硬すぎず」
神戸市 松原 光枝
Vol.10 お題『泳ぐ』
2013年夏
季刊賞
「ゆうらりとひまわりの海泳ぎきる」
大阪市 雨森 茂喜
佳句1
「大空へおかえりなさい鯉のぼり」
大阪市 桑原すゞ代
佳句2
「深海の魚になりたい日があった」
堺市 辻 真理江
佳句3
「見た目ほど楽ではないぞ立ち泳ぎ」
吹田市 小西ひかる
佳句4
「金魚たち夢がさめたらどうするの」
宍粟市 平岩 直江
佳句5
「泳ぐには離党届を出してから」
川西市 瀧 健三
Vol.9 お題『絵』
2013年春
季刊賞
「だまし絵に哀しみひとつ見いつけた」
大阪市 桑原 鈴代
佳句1
「自画像の皺の数だけあるうふふ」
加古川市 内海 洋美
佳句2
「フェルメールブルー言葉をおきざりに」
箕面市 小川 佳恵
佳句3
「棘のないバラの絵手紙贈ります」
明石市 竹田 仍美
佳句4
「モナリザもつい大欠伸春うらら」
姫路市 水田 千波
佳句5
「自画像よ正直すぎるではないか」
大阪市 宮前 秀子
Vol.8 お題『移す』
2013年新春
季刊賞
「ほがらかに引越しハガキ着きました」
明石市 中村ひとみ
佳句1
「君のこと心の外に移します」
大阪府豊能町 松浦 益子
佳句2
「移り気な私を叱る寒椿」
加古川市 飛田 千歳
佳句3
「小春日を移したような猫でした」
堺市 辻 真理江
佳句4
「四季移る強者弱者を分けながら」
明石市 竹中紀久子
佳句5
「主導権妻へと移りぬらりひょん」
加古川市 薮西多可子
Vol.7 お題『青』
2013年秋
季刊賞
「青い鳥僕のアドレス教えます」
大阪市 小坂 克彦
佳句1
「ラムネ抜く青空が飛び出してきた」
加古川市 前田 邦子
佳句2
「もう逢わぬ青い朝顔わっと咲く」
たつの市 塩谷ひとみ
佳句3
「神様に済まぬと思う青い空」
大阪市 雨森 茂喜
佳句4
「パレットに青つぎ足して秋を待つ」
加古川市 内海 洋美
佳句5
「正直な君と重なる空の青」
明石市 藤村イサ子
Vol.6 お題『座る』
2012年夏
季刊賞
(該当作品はありませんでした。)
佳句1
「ひと仕事おえて地球に腰かける」
神戸市 筏 広子
佳句2
「五月晴れ天使の座る雲がない」
池田市 吉川 勇
佳句3
「墨の香に居住い正す昼下り」
加古川市 飛田 千歳
佳句4
「車座になれば正論ほぐれだす」
伊丹市 乾 みのり
佳句5
「どっかりと座れば明日が見えてくる」
明石市 橋本 節子
Vol.5 お題『芽』
2012年春
季刊賞
「淋しさの芽を摘むハサミありますか」
吹田市 中西江里子
佳句1
「ゆっくりと噂ばなしが芽吹きだす」
加古川市 前田 邦子
佳句2
「オクターブ上げて新芽と握手する」
加古川市 内海 洋美
佳句3
「ふつふつと春待つ手足発芽する」
たつの市 塩谷ひとみ
佳句4
「ことし七十もう芽がでてもいいころだ」
大阪市 小坂 克彦
佳句5
「合掌をそっと開けば芽吹く音」
姫路市 水田 千波
Vol.4 お題『摑む』
2012年新春
季刊賞
「いそいそと月を摑んで帰ろうよ」
姫路市 水田 千波
佳句1
「鬼ごっこ摑まえられてほっとして」
明石市 河南 文子
佳句2
「夕暮れに淋しい肩を掴まれる」
たつの市 塩谷ひとみ
佳句3
「駄菓子屋の10円玉がまだ温い」
明石市 佐溝美智代
佳句4
「吊り革を摑めばなぜか無になって」
神戸市 松原 光枝
佳句5
「摑めない夢があるからまだ元気」
吹田市 福永ユキコ
Vol.3 お題『箱』
2011年秋
季刊賞
「明日というびっくり箱を抱いて寝る」
たつの市 塩谷ひとみ
佳句1
「喝采の詰まった箱を持っている」
兵庫県太子町 成定 竹乃
佳句2
「空箱が夢をひろげる小半日」
兵庫県太子町 森川ちか子
佳句3
「不揃いの箱にかこまれ生きている」
吹田市 福永ユキコ
佳句4
「お針箱母は何んでも出してくる」
大阪市 宮前 秀子
佳句5
「マッチ箱中に昭和のあかね雲」
たつの市 堀 美佐子
Vol.2 お題『駆ける』
2011年夏
季刊賞
「幸せが駆けてきそうな虹が出る」
池田市 吉川 勇
佳句1
「駆け込めば優しく包む母が居り」
加古川市 飛田 千歳
佳句2
「あの時のように駆けたいハイヒール」
明石市 中村ひとみ
佳句3
「駆け抜けて丸くなったり尖ったり」
明石市 大西 弥生
佳句4
「駈けぬける五月の風は少女です」
八尾市 八倉知佐子
佳句5
「節電の夏駆け出してゴーヤ揺れ」
高槻市 綿山美斗子
Vol.1 お題『波』
2011年春
季刊賞
「さざ波を立てて絆を確かめる」
加古川市 内海 洋美
佳句1
「冬の海波に招かれ途中下車」
姫路市 松村 宏之
佳句2
「夫愛(いと)し夫煩わし波の音」
明石市 竹中紀久子
佳句3
「波けって駆けた夏の日遠くなり」
高砂市 田中由美子
佳句4
「菜の花もプラス思考の波を持ち」
神戸市 西川八千代
佳句5
「帰ること叶わぬ故郷波しずか」
大阪市 宮前 秀子
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