茨木童子の写真徒然

2016.03.12茨木童子の写真徒然

遠きポルトガルの地で・・・


やわらかな光に包まれる季節になりました。ほんのりと漂う梅の香に誘われて自宅の周りを散策。春の訪れを感じながらも、未だ少し寒い空気に身震いします。そんな時でもやはりカメラを持って歩いてみる。
 
 花を撮るのは好きだが、私の中では、梅の花を思うように写真にするのは難しいし、今までの記憶をさかのぼっても此れといった写真がないのだ。どうも景色の中にうまく収まらなくて、何時も苦労するからでしょうか、苦手なのですね。

 過去の写真を取りだしてみても、あまり良い写真がない。アップで撮ってみたり、メジロなどの小鳥を撮ってみたり・・・と、寂しい限りの作品ばかりで情けない次第だ。

 そんな中でも、近づいてくる春を、ほほを撫でる風や匂いのやさしさ、煌めく水面に驚きながら、それらを全身にうけて散策します。カメラを肩に下げてはいますが、なにやらファインダーを覗くのは勿体ないような気がして、ただただ、春の訪れを楽しみます。

写真/茨木童子
趣味が高じて、商社を辞めて写専(日本写真映像専門学校)で写真を本格的に勉強。 卒業後スタジオ勤務。そこで、三越の販促写真などを撮影。その後、朝日放送などの記録写真やみんぱくなど文化施設の展示物の写真撮影及び施工写真に従事する。