童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

季刊絵本新聞「絵本とことば」よりほんの千夜一夜

2022.11.4ほんの千夜一夜

『いたずらのすきなけんちくか』 安藤忠雄・原作/はたこうしろう・絵(小学館・2020年)


今回のこのコーナーは、文章が長めの絵本を採り上げることにしました。
元プロボクサーで建築は独学という異色の建築家、安藤忠雄氏の初めての絵本です。
2020年春に大阪でオープンした「こども本の森 中之島」のお話がまとめられ、建築家の仕事や発想力とは何かを学ぶことができます。
実際にも、安藤氏自身が設計された兵庫県立美術館での講演お聞きしたことがありますが、トークも大変おもしろい内容でした。
コロナ禍で予約制ということもあり、私もまだ、この図書館を訪問できていませんが、この絵本を通して、子どもと共に安藤忠雄ワールドを感じてみてください。

加藤映子 大坂女学院大学・短期大学 学長
大阪女学院短期大学卒業後、大阪YMCA勤務を経て、ボストン大学・ハーバード大学教育学大学院に学ぶ。ハーバード大学で教育学修士・教育学博士を取得。専門分野は言語習得・言語と文化・コンピュータを利用した教育。絵本読み聞かせ場面における母子のやりとりなど、「子どもとことば」を現在の研究課題としている。