童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

季刊絵本新聞「絵本とことば」よりほんの千夜一夜

2020.5.9ほんの千夜一夜

『世界一のロボット掃除機「ルンバ」を作った男コリン・アングル「共創力」』

『世界一のロボット掃除機「ルンバ」を作った男
 コリン・アングル「共創力」』
大谷和利著(小学館・2020年) 

読者の皆さんの中にも、ロボット掃除機「ルンバ」のユーザーはおられると思います。この本は、それを作ったコリンさんの育った家庭環境とルンバの誕生との関係がわかる一冊です。
そこでは、絵本が重要な役割を果たしました。家のトイレが壊れた時に、3歳のコリンさんはお母さんと読んだ、ものの仕組みを説明する絵本を思い出し、「僕が直してみるので、ママはその絵本を読んで」と頼んだのです。
そして、たった3歳の息子が、見事トイレの修理に成功したのでした。
「あなたには無理」と言わないお母さん。絵本を思い出したコリンさん。ルンバを生み出す原点となったアングル家のユニークな子育てと、その後のコリンさんの成長が描かれています。

加藤映子 大坂女学院大学・短期大学 学長
大阪女学院短期大学卒業後、大阪YMCA勤務を経て、ボストン大学・ハーバード大学教育学大学院に学ぶ。ハーバード大学で教育学修士・教育学博士を取得。専門分野は言語習得・言語と文化・コンピュータを利用した教育。絵本読み聞かせ場面における母子のやりとりなど、「子どもとことば」を現在の研究課題としている。