2018.8.1ほんの千夜一夜
『絵本についての僕の本』
『絵本についての僕の本』文・写真 片岡義男(研究社・1993年刊)
幼少期をハワイで過ごした著者は、英語の絵本に慣れ親しんでいたという。「幼い頃、絵本をきっかけとして、自分の世界が広がっていった」と、絵本の影響を語っている。
そして、まだ著者自身の手元にある英語の絵本を始めとして、実に多くの絵本が紹介されていることも、この書籍の特徴だ。
さらに、「絵本とは何か? 絵本にはどのような世界があるのか? 絵本はどんな役を果たすのか?」というエッセイや、著者が大人になってからの絵本の楽しみ方までも含まれている。
作家としての片岡義男を知らなくとも、英語の絵本に興味がある方にぜひおすすめしたい一冊である。