童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

ダークおじさんと童謡の世界

2020.5.1ダークおじさん

パプリカ と コロナ と ラルラリラ

パプリカとコロナとラルラリラ
新型コロナウイルス禍で、突然の非日常生活に!
 新型コロナウイルスが世界中に広がって、不要不急の外出など自粛が続き、音楽やスポーツなど様々なイベントが中止されています。ふんふんさろんでも、3月、4月・5月のイベントをすべて中止にしました。
 2020(ニーゼロ・ニーゼロ)という語呂のいい数字になり、元号が「令和」になって初めての正月を迎えた朝、誰が今のような事態を予想したでしょう。日本で2度目の東京オリンピック・パラリンピックが開催されるこの年に、私も希望を持った一人でした。

2020応援ソング『パプリカ』に出会って
 前回のコラムで、地元の小学生生涯学習ルーム「うたごえ広場」の高齢者の方々と児童と一緒に、2020応援ソング『パプリカ』を歌っていますと紹介しました。
 いつか生涯学習ルームの高齢者の方々と子どもたちと交流ができればと、念じていたところに、『♪パプリカ』に出会いました。これなら一緒に歌えると思って、発表会に向けた
練習を開始したところに、新型コロナウイルス拡散のため、役所から発表会の中止と2月以降の活動停止の要請があり、この企画は頓挫しました。

コロナウイルスの終息を願い次年度も
 結局、2回だけの合同練習でしたが、子どもたちと一緒に歌えたことが、お互いに忘れられない体験となり、『♪パプリカ』は思い出の曲となりました。
 特に、高齢者の方々の表情や歌声に変化があったことは、予想した以上の効果だったように思います。教室がいきいきと輝きました。
 6月から次年度のうたごえ広場」が、新たにスタートする予定ですが、今の状況では全く不透明で、ただコロナウイルスの終息宣言を待つばかりです。
 次年度も何らかの形で一緒に歌える機会を設け、笑顔で再び歌えることを願っています。

【写真キャプション】
初めての子どもたちとの教室は、ちょうど地域の方々とPTAとの「餅つき大会」で、電子ピアノを運動場へ持ち出し、子どもたちの先輩である大北さんと校歌や『パプリカ』を披露しました。

文/ダークおじさん 筒井幹夫(65)
学生時代は、グリークラブ(男声合唱団)に所属。卒業後、青少年育成専門団体に携わり、学校キャンプ、ファミリーキャンプを担当する。ここで、歌が大きな力になることを体験する。
現在、ふんふんさろんシニアスタッフ。大阪童謡くらぶ会員、歌声喫茶ピープルズリーダー。