童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

ダークおじさんと童謡の世界

2022.9.8ダークおじさん

今日の詩歌ので心がおだやかに ~童謡もつい口ずさみます~

  
新型コロナウイルスが世に現れて3年目の夏になります。最初の年の5月に始めた近所の公園で毎朝開かれている「ラジオ体操」に行くのが日課となり、玄関に飾ってある「今日の詩歌」を読んでから、家を出る習慣が定着しました。 
この「今日の詩歌」というのは、H・U・N(ふん)企画が発行している『一葉彩日』で、A5版の毎日飾るカレンダーというもので、1年365枚(うるう年366枚)の詩や歌詞などが、かすみゆうさんの筆による文字と画が共に描かれています。
中には童謡の歌詞があり、「絵本と童謡のコンシェルジュ」と称する者しては、童謡の歌詞や画が気になります。
長かった8月も終わり9月に入りましたが、8月の詩歌の中には、夏にふさわしい「金魚」「かもめの水兵さん」「浜辺の歌」「汽車」「椰子の実」「宵待草」など、6曲が選ばれていて、うたごえinふんふんなどでコロナの感染拡大に留意しながら、マスクを付けてこれらの曲を声に出して皆で歌いました。
「かもめの水兵さん」は、明るい曲でつい口ずさみます。

7月末に河内長野市立三日市公民館では、「童謡のふるさと奥河内」と題したイベントが開催されました。参加された方のアンケートが送られてきたので、了解を得てその一部を紹介すると・・。
★マスクを付けてではありましたが、久しぶりに大声を出しました。あまり最近人と会う機会も減って、お話しすることもありませんが、『喉』を使い、思い切り声が出せました。歌はいいですね~。★懐かしい歌をたくさん歌いました。楽しかったです。一曲ずつ歌の説明もあって、思いもよらない童謡にまつわる話も伺えました。★歌いながら目がしらが熱くなりました。わが故郷をまた好きになりました。★詩心ある童謡、楽しい童謡、昭和歌謡の『神田川』などもあって、大変よかった。★懐かしい歌を聴き、歌い、頭がスッキリしました。★コロナで出かけることもできず、すごく気分転換になりました。

今年の夏は「熱中症警戒アラート」が発令される猛暑・酷暑のなか、「コロナ変異株の第7波」「ウクライナ戦争」「台湾情勢」、地震や洪水などの「自然災害」などの暗いニュースばかりが目に飛び込んできました。
こんなとき、童謡などを歌うと心がほっこりして、ふと故郷の情景などが思い出されます。童謡に癒されます。

文/ダークおじさん 筒井幹夫(65)
学生時代は、グリークラブ(男声合唱団)に所属。卒業後、青少年育成専門団体に携わり、学校キャンプ、ファミリーキャンプを担当する。ここで、歌が大きな力になることを体験する。
現在、ふんふんさろんシニアスタッフ。大阪童謡くらぶ会員、歌声喫茶ピープルズリーダー。