童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

ダークおじさんと童謡の世界

2021.9.8ダークおじさん

ラジオ体操「首の体操」で流れる童謡たち

たまに朝早く目覚めたときに、近所の公園で開かれている「ラジオ体操会」に参加することがありました。しかし、昨年の新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発令された5月からは毎朝の日課になりました。土曜、日曜も、大晦日、正月も放送されていたとは驚きでした。

 放送が始まると「ラジオ体操の歌(作詞:藤浦 洸 作曲:藤山 一郎)」が流れて大きな声で歌います。初めの頃は私だけが歌っていたのが、徐々に歌いだす人が増えてきて楽しくなってきました。

ラジオ体操にも童謡や唱歌が流れているのです。第1と第2体操の間に、首の運動がありますが、今朝流れていたのは「われは海の子」。思わず声にだして歌いました。隣にいたおじさんも「懐かしいですねー」と声をかけてきます。
「みどりのそよ風」「ふじのやま(富士山)」「とんび」「のばら」「スキー」など、季節に合わせた曲が流れて、つい口ずさんで咳き込むことがあります。でも、知っている童謡や唱歌が流れると嬉しくなります。


ネットで調べると、夏には「牧場の朝」「アルプス一万尺」「きらきら星」「靴が鳴る」など。秋は「紅葉(もみじ)」「旅愁」「里の秋」「村祭り」「虫の声」「村の鍛冶屋(かじや)」。冬は「たきび」「冬の星座」「冬の夜」。春は「牧場の朝」「おお牧場はみどり」「春の小川」「花」など。7月7日には「たなばた」が流れていました。

たまたま東京2020オリンピックの開会式を見ていて、「サブカルチャー」という言葉を初めて知りました。世界の若者たちには「クールジャパン」として、日本のアニメやコンピュータゲームが有名で、選手たちの入場曲にもゲーム音楽が流されていました。コロナ禍では生の吹奏楽団の演奏もままならず、つい古関裕而さんの「オリンピックマーチ」を懐かしく思いだしながら、自分ならこれらの童謡や唱歌をサラっと挿入するんだけどなぁーと、開会式を観ながら夢みていました。

文/ダークおじさん 筒井幹夫(65)
学生時代は、グリークラブ(男声合唱団)に所属。卒業後、青少年育成専門団体に携わり、学校キャンプ、ファミリーキャンプを担当する。ここで、歌が大きな力になることを体験する。
現在、ふんふんさろんシニアスタッフ。大阪童謡くらぶ会員、歌声喫茶ピープルズリーダー。