ダークおじさんと童謡の世界

2015.11.16ダークおじさん

童謡伝道マガジンふんふん(第4巻 第7号通巻43号/2011年10月号)みきピーのインタビュー「我こそは童謡伝道師⑲」



「ダークおじさん参上?」こんなタイトルで、4年前の紙面で紹介していただきました。みきピーこと、坪内美樹さんのインタビューに答えています。うまくまとめていただきました。当時坪内さんは、ふんふんの編集長。そして、名物コラム「とんぼの眼鏡」の執筆者でもありました。(今もWEBで配信していただいています)

あれから4年経って、ダークおじさんは縁あって、ふんふんの事務所にいます。当時の原稿を坪内さんに送っていただきました。その原稿をもとに、今に合うように手を入れてみました。

では、今、みきピーのインタビューに答えるなら・・

今も「ダークおじさん」として、ボランティアで「うたごえ活動」を続けていらっしゃると伺いましたが・・。
 「ダークおじさん」と呼ばれ始めたのは、公共のキャンプ場で働いていたとき、看護専門学校の学生さんが、「キャンプソングをよく歌ってくれ、ダークダックスみたいですね」といわれ、その時に呼ばれたのが「ダークおじさん」。そのまま今も「ダークおじさん」と名乗っています。
 うたごえ活動のきっかけは、昭和30年後半~40年前半に流行した歌声喫茶に、当時は高校生でしたが、学生服のまま先輩に連れられ歌声初体験。文化祭では「歌声喫茶」の模擬店を担当して、当時流行った「♪高校三年生」などのほかに、童謡や唱歌も皆で歌っていました。
 歌でクラスをまとめたいという思いもありましたね。歌は一人で歌うより、みんなで歌う方が楽しいですから。

その思いが、今につながったのですね。
 世代を超えて一緒に歌えるのが、童謡唱歌の良さだと思います。幼いころに聴いた歌は、頭のどこかに残っています。知っている歌は、誰かが歌うと自然と口をついて出てきます。
 歌で世代をつなぎたい、お年寄りや子どもたちに、もっと歌う機会を作りたいとの思いから、地元の小学校の生涯学習ルームで、主に童謡唱歌を歌う「歌声ひろば」を開催しています。
 大阪市立鶴見区老人福祉センター主催の「童謡唱歌を歌う会」では、毎月500人の参加者があります。その他、心斎橋や肥後橋の歌声喫茶などでも歌っています。ふんふんさろんでも、今年1月からうたごえを始めました。ピアノとハーモニカの演奏に合わせて童謡を歌っていますよ。

大阪府河内長野市でも、童謡とのかかわりが深いとのことですが?
 昨年3月まで教育委員会生涯学習部に在籍して、童謡がこの街にあうだろうと童謡推進の立場にありました。もり・けんさんには、7月1日の「童謡の日」に、河内長野市に2年連続で来ていただいたことがあります。
 大阪都心から30分という位置にあって、広大な面積の7割が森林です。ちょうど童謡にぴったりな街だと思ったのです。「童謡のふるさと河内長野」です。
 今年も滝畑ふるさと文化財の森センターで「古民家コンサート」や公民館の事業に呼ばれ、童謡をみんなで歌ってきました。古民家コンサートはダークおじさんが提唱してもう7年も続いています。

今の子どもは童謡を知らない、歌わないと言われますが・・、
そんなことはありません。新しい歌も歌えば、古くからある童謡や唱歌も歌います。嬉しいことに、保育園や幼稚園でも、童謡に力を入れるところが出てきています。私たち大人が童謡とふれあう機会を作れば、子どもたちは自然と歌うようになるのですから、たくさん聴いて一緒に歌うことが大切だと思います。

公私ともに童謡伝道師でいらっしゃるわけですね。お好きな童謡は?
 「夕日」「揺(ゆり)籠(かご)の歌」「金糸雀(カナリヤ)」などいろいろです。心にぐっとくるものがあり、ノスタルジーを感じます。何より、聴いても歌っても楽しい!
 保育や介護の現場において、童謡は大きな助けとなるはずですから、若い人たちにも、もっと童謡にふれ、歌って欲しいと思います。

今後の抱負は?
 童謡はもちろんですが、子どもたちには絵本の存在も大きいと思います。「絵本と童謡の会」を各所で行っています。歌の力、絵本の力を信じて、子どもたちが笑顔になるように、これからももっともっと絵本や童謡にふれあう機会を作っていきたいと思います。

文/ダークおじさん 筒井幹夫(65)
学生時代は、グリークラブ(男声合唱団)に所属。卒業後、青少年育成専門団体に携わり、学校キャンプ、ファミリーキャンプを担当する。ここで、歌が大きな力になることを体験する。
現在、ふんふんさろんシニアスタッフ。大阪童謡くらぶ会員、歌声喫茶ピープルズリーダー。