「楽」を「楽しむ」一年に
娘の通う学校では、年の初めに、全校生徒一斉の「書き初め」があります。習字が苦手だった私は、そんな学校に行かなくて良かった…と胸をなでおろしたのですが、よく聴いてみると、とてもユニークな書き初め。文字のきれいさや上手さを競うのではなく、一枚の半紙の中に自分の想いをこめて書くことが目的なので、書く言葉も書き方も自由。日本語という限定もなし。イラスト入りもOKなので、アートのような作品が続出することもあるそうです。いわゆる「ヘタうま」でもいいらしい。それなら、私でもチャレンジできるかも(笑)。
学校は、みんなで学び、みんなで成長する場所。でも、みんな同じでなくてもいいのだと教えられることも、必要だと思います。
習字本来の上手さを競うこともあれば、自由に楽しんで、それぞれの発想に驚いたり笑ったりすることもある。その方が、より豊かな気持ちになれる気がします。
上手でなくても参加できる、強くなくても一緒にプレーできる。
そんな経験が、「物事を楽しむ気持ち」を育ててくれるのではないかと思います。
「楽をする」ことは手を抜くことではなく、心は抜かずに余分な力を抜くこと。
「楽しむ」ことは、物事に向かう大きな力を得ること。
今年のキーワードは「楽」。この一年、いろいろな「楽」を考え提案していきたいと思います。
みなさま、今年も笑顔の一年に。どうぞよろしくお願いいたします。