童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

とんぼの眼鏡

2020.12.1新着とんぼの眼鏡

着物で出かけましょ

「今年やりたいこと」の一つだった、着物の着付け。着せてもらうばかりでなく、自分でも着られるようになりたいと、着付けレッスンをスタートする予定でした。まさかのコロナでそれも保留となり、諦めかけていたところ、ラッキーにも、この秋から着付け教室に参加することができました。
講師の節子先生曰く「どんな人でも3ヶ月あれば着られるようになる」とのこと。本当かな? と思う気持ちもありましたが、人間、やればなんとかなると信じ、通うことにしました。
最初は、着物をたたむのもひと苦労、紐を結ぶのもうまくいかない。あまりの不器用さに、嘆くのを通り越しておかしくなってくる。それでも先生のおっしゃる「3ヶ月」を信じて続けるのみ。

着物が好きで、私が嫁ぐときには、いつの間に用意したの? というくらい着物を持たせてくれた母。それなのに、ほとんどタンスで眠らせていて…本当にごめんね。
しつけ糸も取らず、長い間、眠り続けていた着物たち。何枚かは着たのですが、もったいないことをしてきたと反省。ようやく着物を着たいと思い始めた娘に、母はさぞかしホッとしたことでしょう。いや、「ようやくか…遅い!」というのが本音かも。

着付け教室に通い始めたというと、何人かの友人から励ましのメッセージ。
そのほとんどが、自分で着物を着て楽しんでいる方々でした。私の周りに、着付けのできる人がこんなにいたなんて。皆さん、すごい! 
ある友人からは「着物を着るのは、日本人の嗜みだものね」とサラリと言われ、
なぜもっと早くチャレンジしなかったのかと、またまた反省。
それでも、今、気づいてよかった! 年齢は日々重なり、体力も記憶力も少しずつ衰えていきます。気づいた時が始め時。だから、このタイミングを大事にしたいと思うのです。
能天気な私は、今日も着物と格闘しながら、「お正月には着物で初詣で」を夢見ています。
 皆様、コロナに負けず、どうぞ良いお年をお迎えくださいね!

文/坪内美樹
兵庫県生まれ。神戸大学教育学部卒業後、大阪書籍株式会社に入社。
単行本の企画・編集および小・中学生用の道徳副読本の編集に携わる。

独立後、フリーのトーキング・プランナーとして書籍や社内報の企画・編集、 NHK「くらしの経済」「ちょっといい旅」等のTV番組リポーター、 ABC「探偵!ナイトスクープ」「クイズ仕事人」等のTV番組制作ブレーンを務める。
現在は、コミュニケーションをテーマとし、講師・司会・コーディネーターなどで活動中。

著書『ハッピーボイス健康法~声から広がるコミュニケーション』(あいり出版)
自身の出身地・兵庫県豊岡市日高町の「兵庫ひだか名誉大使」を務める。
独立行政法人文化財研究所外部評価委員(平成12年度~17年度)

◆坪内美樹のGood Luckブログ
http://ameblo.jp/ukiukiwakuwaku-smile/

◆「ミラサポ」サイトインタビュー記事
https://www.mirasapo.jp/features/profit/instructor/handbook_02.html