着物で出かけましょ
「今年やりたいこと」の一つだった、着物の着付け。着せてもらうばかりでなく、自分でも着られるようになりたいと、着付けレッスンをスタートする予定でした。まさかのコロナでそれも保留となり、諦めかけていたところ、ラッキーにも、この秋から着付け教室に参加することができました。
講師の節子先生曰く「どんな人でも3ヶ月あれば着られるようになる」とのこと。本当かな? と思う気持ちもありましたが、人間、やればなんとかなると信じ、通うことにしました。
最初は、着物をたたむのもひと苦労、紐を結ぶのもうまくいかない。あまりの不器用さに、嘆くのを通り越しておかしくなってくる。それでも先生のおっしゃる「3ヶ月」を信じて続けるのみ。
着物が好きで、私が嫁ぐときには、いつの間に用意したの? というくらい着物を持たせてくれた母。それなのに、ほとんどタンスで眠らせていて…本当にごめんね。
しつけ糸も取らず、長い間、眠り続けていた着物たち。何枚かは着たのですが、もったいないことをしてきたと反省。ようやく着物を着たいと思い始めた娘に、母はさぞかしホッとしたことでしょう。いや、「ようやくか…遅い!」というのが本音かも。
着付け教室に通い始めたというと、何人かの友人から励ましのメッセージ。
そのほとんどが、自分で着物を着て楽しんでいる方々でした。私の周りに、着付けのできる人がこんなにいたなんて。皆さん、すごい!
ある友人からは「着物を着るのは、日本人の嗜みだものね」とサラリと言われ、
なぜもっと早くチャレンジしなかったのかと、またまた反省。
それでも、今、気づいてよかった! 年齢は日々重なり、体力も記憶力も少しずつ衰えていきます。気づいた時が始め時。だから、このタイミングを大事にしたいと思うのです。
能天気な私は、今日も着物と格闘しながら、「お正月には着物で初詣で」を夢見ています。
皆様、コロナに負けず、どうぞ良いお年をお迎えくださいね!