とんぼの眼鏡

2015.11.1新着とんぼの眼鏡

お気に入りの本は、なあに?

出版社に勤務していたころ「趣味は読書です」と言って、先輩に諭されたことがありました。「編集者にとって、読書は趣味ではなく仕事。好きなものだけを読むのではなく、ありとあらゆるものを読め」と。
以来、ジャンルを問わず世間で売れているもの、今まで読まなかったものを必死に読んだ時期がありました。その後も、仕事関連を中心とした読書パターンが続きましたが、子育ての中で絵本に出逢い、楽しみとして本を読むようになりました。

本が好きで、それぞれに自由に、読みたいように本を選んでいる息子と娘を見ていると、読書は趣味でもあり、生活の一部でもあるように感じます。

電車の中や、家事を終えてほっと一息ついた時、本を読むことでリフレッシュされるのを感じます。
問題は、読みだすと、ついつい時間を忘れてしまうこと(笑)。
時にタイマーをかけ、電車の乗り過ごしに気をつけながら、それでもワクワクの読書タイムは捨てがたいものがあります。

作品の中に張り巡らされた伏線が明らかにされていく爽快感。文字から浮かび上がるイメージの世界で、自由に想いを遊ばせること。知らない世界を垣間見たり、登場人物に自分を重ねて追体験する…など、読書の楽しみはいっぱい。

この秋、あなたも、お気に入りの本に出逢えますように。

文/坪内美樹
兵庫県生まれ。神戸大学教育学部卒業後、大阪書籍株式会社に入社。
単行本の企画・編集および小・中学生用の道徳副読本の編集に携わる。

独立後、フリーのトーキング・プランナーとして書籍や社内報の企画・編集、 NHK「くらしの経済」「ちょっといい旅」等のTV番組リポーター、 ABC「探偵!ナイトスクープ」「クイズ仕事人」等のTV番組制作ブレーンを務める。
現在は、コミュニケーションをテーマとし、講師・司会・コーディネーターなどで活動中。

自身の出身地・兵庫県豊岡市日高町の「兵庫ひだか名誉大使」を務める。
独立行政法人文化財研究所外部評価委員(平成12年度~17年度)

◆坪内美樹のGood Luckブログ
http://ameblo.jp/ukiukiwakuwaku-smile/