ほめ言葉の贈り物
寒さの季節を耐えながら過ごすうち、だんだんと春の気配が感じられるようになりました。毎年同じように冬が来て、春が来て…当たり前のことですが、その当たり前が、どれだけ救いになっていることでしょう。
大きな変化も素晴らしい進化も、どちらも大切ですが、当たり前の日常が続いていくことに、あらためて「有り難さ」を感じます。
日常の中で、人との関わりの中で、「当たり前である有り難さ」を忘れていることはありませんか?
がんばってくれていることを、当たり前と思って、ほめてもいないことはありませんか?
感謝の言葉を伝えると同時に、ちょっとした変化や進化をちゃんと見つけてほめようと、心がけています。
「すごいね」「素敵だね」「素晴らしいね」そんな言葉をかけることで、目の前にいる人に「やる気スイッチ」を入れることができるなら、どんどん使いたいと思うのです。
ちなみに、私はこの「すごい」「素敵」「素晴らしい」を、『感動の3S言葉』と呼んでいます。3つのSを会話の中に入れながら、相手のいいところをちゃんと見つけて言葉にする。それが「ほめる」ことにつながります。
ほめる時には、「心から本気でほめる」「笑顔で楽しそうにほめる」「具体的に、どこに心を惹かれたを伝える」ことを心がければ、相手だって、ちょっと照れながらでも喜んでくれるのです。
3月は年度末、そして学期末。大きな区切りの時を迎えます。
新たなスタートの前に、ちょっと思い浮かべてみて下さい。この一年をご一緒した方へ、あるいは日頃そばにいてくれる人に、言い忘れていることはありませんか?
自分だけの素敵な応援団に、たくさんの感謝を伝え、大いにほめて、笑顔で春を迎えたいものです。