童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

とんぼの眼鏡

2017.03.01新着とんぼの眼鏡

ほめ言葉の贈り物

寒さの季節を耐えながら過ごすうち、だんだんと春の気配が感じられるようになりました。毎年同じように冬が来て、春が来て…当たり前のことですが、その当たり前が、どれだけ救いになっていることでしょう。
大きな変化も素晴らしい進化も、どちらも大切ですが、当たり前の日常が続いていくことに、あらためて「有り難さ」を感じます。

日常の中で、人との関わりの中で、「当たり前である有り難さ」を忘れていることはありませんか?
がんばってくれていることを、当たり前と思って、ほめてもいないことはありませんか?

感謝の言葉を伝えると同時に、ちょっとした変化や進化をちゃんと見つけてほめようと、心がけています。
「すごいね」「素敵だね」「素晴らしいね」そんな言葉をかけることで、目の前にいる人に「やる気スイッチ」を入れることができるなら、どんどん使いたいと思うのです。
ちなみに、私はこの「すごい」「素敵」「素晴らしい」を、『感動の3S言葉』と呼んでいます。3つのSを会話の中に入れながら、相手のいいところをちゃんと見つけて言葉にする。それが「ほめる」ことにつながります。
ほめる時には、「心から本気でほめる」「笑顔で楽しそうにほめる」「具体的に、どこに心を惹かれたを伝える」ことを心がければ、相手だって、ちょっと照れながらでも喜んでくれるのです。

3月は年度末、そして学期末。大きな区切りの時を迎えます。
新たなスタートの前に、ちょっと思い浮かべてみて下さい。この一年をご一緒した方へ、あるいは日頃そばにいてくれる人に、言い忘れていることはありませんか?
自分だけの素敵な応援団に、たくさんの感謝を伝え、大いにほめて、笑顔で春を迎えたいものです。

文/坪内美樹
兵庫県生まれ。神戸大学教育学部卒業後、大阪書籍株式会社に入社。
単行本の企画・編集および小・中学生用の道徳副読本の編集に携わる。

独立後、フリーのトーキング・プランナーとして書籍や社内報の企画・編集、 NHK「くらしの経済」「ちょっといい旅」等のTV番組リポーター、 ABC「探偵!ナイトスクープ」「クイズ仕事人」等のTV番組制作ブレーンを務める。
現在は、コミュニケーションをテーマとし、講師・司会・コーディネーターなどで活動中。

自身の出身地・兵庫県豊岡市日高町の「兵庫ひだか名誉大使」を務める。
独立行政法人文化財研究所外部評価委員(平成12年度~17年度)

◆坪内美樹のGood Luckブログ
http://ameblo.jp/ukiukiwakuwaku-smile/

◆「ミラサポ」サイトインタビュー記事
https://www.mirasapo.jp/features/profit/instructor/handbook_02.html