笑顔の春になあれ
前を向いて進むことをモットーとしていますが、時に立ち止まり、振り返ることも必要だと感じます。それは、自分の立ち位置を確認する作業。
「あっ、まだこれができていない」
「いついつまでに、これをしておかなきゃ」
それぞれの用件の「今」を確認することで、自分の時間の使い方を図ることができます。
以前にもご紹介したことがありますが、娘の通う中高一貫校では、毎日のスケジュールと1週間のスケジュールを、全員が必ず書かされます。もちろん、それができたかどうかのチェックもしなくてはならず、けっこうキビシイ。でも、この作業、仕事のスケジューリングに繋がるので、学生のうちから習慣にしておくと、役立つなあと思っていました。
娘は最初からきっちりしていたわけではないのですが、さすがに大学受験に向けてスイッチが入った後は、ちゃんと活用した様子。試しに見せてもらうと、その日にやるべき内容が、各教科ごとに書き込まれ、できたら線で消していく。目標に向かって、一つ一つ積み上げていく地道な努力。考えただけで頭がクラクラしますが、いつの間にか、そんなことができるようになったのだなあと、ちょっと感心。
2月に行われた平昌オリンピックでも感じましたが、自分を信じて努力する人には、花開く日がやってきます。人が見ていてもいなくても、愚直なくらい練習に練習を積み重ねる…それがあるからこそ、本番で力を発揮し、いい結果を引き寄せるのだと思います。
娘も、娘の友人たちも、この3月に卒業を迎え、進路が決まります。
「今まで、学校に行けば当たり前に会えた友だちや先生と、今度からは、会うのに理由がいるようになるんだね」
娘の言った何気ない言葉に、心をつかまれました。
いつまでも同じではいられないからこそ、その時を大事にしたい、そして怖がらずに変化を楽しみたいと思います。
努力の花咲く笑顔の春は、もうそこまで来ていると信じて。