童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

とんぼの眼鏡

2016.7.1新着とんぼの眼鏡

「コスメの魔法使い」

おしろいを塗って顔かたちを良く見せ、化けると書いて「化粧」。
時代が変わろうとも、年齢を重ねようとも、美しくなりたいと思う女性の心は同じです。
たかがお化粧のようですが、時に自分を変える魔法になるのです。

『コスメの魔法』(あいかわももこ 作・講談社コミックス)は、本当のキレイについて考えさせてくれる物語。化粧品会社の美容部員であり、美の伝道師・高樹礼子さんが、メイクレッスンを通して、悩みを抱えた女性をキレイにするという内容です。高樹さんの言葉が本当に奥深く、一つ一つが心にしみて…もう、日めくりにして毎日みていたいくらい(笑)。
その言葉から、単に見た目がキレイになればいいのではなく、化粧を通して、自分を美しく育てること、周りをハッピーにすることを教わりました。

「キレイは日常の小さな出来事にたくさん宿っています。
キレイを見逃さないよう、しっかり見つめてください」

「手間ひまかけるということは、それだけ愛情を注ぐということです。
ていねいに扱い、いつくしむことが、心の豊かさを産み、
キレイを育てるのです。」

自分の心を隠して化けるのではなく、持ち味を出しつつ粧(よそおう)こと。
心の有り方が日常生活や人との付合いに表れ、それが「自分のキレイ」につながるのですね。心を磨かなければ、キレイはやってきません。
そしてメイクの仕上げは輝く笑顔。

まだまだ続く梅雨の日々。気持ちの沈みがちな雨の日も、明るいメイクと笑顔で心を引きたててみましょう。(メイクをしない方は、その分、笑顔で!)
今日も明日も明後日も、「コスメの魔法」を使える自分でありますように!

文/坪内美樹
兵庫県生まれ。神戸大学教育学部卒業後、大阪書籍株式会社に入社。
単行本の企画・編集および小・中学生用の道徳副読本の編集に携わる。

独立後、フリーのトーキング・プランナーとして書籍や社内報の企画・編集、 NHK「くらしの経済」「ちょっといい旅」等のTV番組リポーター、 ABC「探偵!ナイトスクープ」「クイズ仕事人」等のTV番組制作ブレーンを務める。
現在は、コミュニケーションをテーマとし、講師・司会・コーディネーターなどで活動中。

自身の出身地・兵庫県豊岡市日高町の「兵庫ひだか名誉大使」を務める。
独立行政法人文化財研究所外部評価委員(平成12年度~17年度)

◆坪内美樹のGood Luckブログ
http://ameblo.jp/ukiukiwakuwaku-smile/