笑う門には「免疫力」
春の桜シーズンは、いつもならウキウキワクワクの空気の中で、様々な行事が進みます。入学式に入社式、新年度の人事異動に伴う歓送迎会。ところが、今年は様相が違います。この冬から猛威をふるっているコロナウイルスの影響で、いつもの行事も行えず、日常生活まで制約される日々。どうしても閉塞感は否めません。この文章を読んでいただいている頃には、この状況が収まり、元の日常に戻っていることを願うばかりです。
ウイルス対策として、手洗いうがいを徹底することはもちろんですが、身体と心の免疫力を上げることも大事です。栄養、休養をとり、ストレスを溜めないこと。わかっていても、続けるのは難しかったりします。「栄養摂らなきゃ、睡眠時間を確保しなきゃ、ストレス溜めないようにしなきゃ」と「しなければ」と思うだけで、しんどくなりますよね。
そこで、こんな風に言い替えてみました。
「しっかり食べて、ゆっくり休んで、いっぱい笑おう」
同じことを言っていますが、少し気持ちが楽になりませんか?
栄養バランスはもちろん大事ですが、おいしく楽しく食べれば、身体も喜びます。いつもより少しだけゆっくりお風呂に入る。テレビやネットを見る時間を減らし、心が落ち着く音楽を聴く。『ふんふん』に掲載されている童謡を、大きな声で歌うのもおススメです。普段の生活で笑うことが少なければ、落語やお笑いの力を借りるのもアリです。
知人の落語家さんが「こんな時に、私たちの仕事は無力です」とおっしゃっていましたが、そんなことはありません! 人を笑わせ元気づけ、心を軽くすることは、大事なお仕事だと思います。
免疫力アップに、もう一つ提案したいのが、「ありがとう」を口にすること。こんな状況なのにと思わずに、こんな状況だからこそ、機会をみつけて言葉にしたいと思います。
元気で暮らせることに「ありがとう」。会話をしたり一緒に笑いあえる人がいることに「ありがとう」。おいしく食べられることに「ありがとう」。もしも感染したとしても、この文章を読めるくらい元気なら、きっと治ります!(そう信じて祈っています!)
皆様が、笑顔とハッピーボイスで、この時期を乗り切ってくださることを、心から願います!