笑顔の夏に
梅雨も明け、子どもたちにとっては待ってましたの夏休み。宿題はあるものの、遊ぶ時間もたっぷり。小学生も高学年になると、塾やスポーツクラブで忙しくなる場合もありますが、それでも夏休みは特別な時間。
ところが、今年は新型コロナの影響で、夏休みもかなり短縮される様子。わかってはいるものの…休んだのは「仕方なく」であって、「自由意志」ではありません。たくさんの制約の中での休みと、楽しみにしていた夏休みを引き換えにされても、辛いものがありますよね。
夏休みが短縮となると、気になるのは宿題。どうしても間に合わなくて、始業式の日に、半泣きで交通安全ポスターの色ぬりをしていた小学生の頃の私。ちょっと苦い思い出。
「無かったらいいのにと思う夏休みの宿題 ツートップ」は、ポスターなどの図画工作と読書感想文。どうして、本を読むだけではダメなのか、感想を書かねばならないのか、いつも疑問に思っていました。感想を述べることはできるのに、文章にするとなった途端に苦痛になるのです。で、ついついあらすじを書いて怒られる…。これまた苦い経験。
そんな私が、今は文章を書いているのですから、人生は不思議。
勢いで、『ハッピーボイス健康法?声から広がるコミュニケーション』(あいり出版)という本まで出してしまいました(笑)。
文章を書くのが嫌いではなかったものの、上手く書こうとするほどに変になり、悩ましいばかり。いっそ開き直って、話すように書いてみようと思ったあたりから、言葉が出てくるようになりました。
小学生の頃の自分に会えるなら、「もっと力を抜いて。上手くできなくても楽しめばいい」と伝えたい。
あれ、ひょっとしたら、今から20年、30年たった時の私も、今の私に同じ言葉をかけるかも…。そう思うと、なんだかおかしい。
前向きにがんばりつつもがんばり過ぎす。コロナに負けず、でも無用に闘わず。暑さを楽しみながら、心に残る夏を!