童謡あいうえお
実家の豊岡へ向けて、車を走らせていた時のこと。運転中に眠くならないようにと、落語を聴いたり、歌を歌ったりしながら走り…ふと、「そうだ! せっかくだから、歌い出しが『あ』から順番に、童謡唱歌を歌ってみよう!」と思い立ちました。
こう見えても童謡伝道師ですから、そこそこの童謡唱歌は知っているつもりです。さっそく「あ」からスタート。「赤い靴はいてた~」「あした浜辺を~」など、浮かんだものを歌っていきます。運転中なので、何かで探すことはできず、記憶に頼るのみ。それでもあ行は見つけやすく、同じ頭文字でも2曲、3曲と浮かんできました。
面白くなって続けていくうち、あれ? どうしても浮かばない頭文字がある…。タイトルではなく、歌いだしの言葉で探すので、曲を知らないと歌えない。
とりあえず、わからないところは飛ばしつつ歌っているうちに、あっ、これもあったとひらめいて、だんだん楽しくなってきました。チャレンジしてみると、意外と知っている、でも意外とすぐには浮かんでこないというのが実感でした。
童謡唱歌の良さは、歌いながら詩の意味が感じられること。たしかに昔の言葉でわかりにくいものもあるかもしれません。それでも、言葉の響きとメロディーから、心に伝わるものがあるのです。
やっぱり、もっと歌わなきゃ。若い世代に伝えなきゃ。あらためてそのことを感じながらのドライブでした。
童謡唱歌のバイブル『歌い継ごう 日本の童謡 春夏秋冬』『歌い継ごう 日本の歌』(共に、もり・けん著)の力をお借りすると、ほぼカバーができましたが、「へ」「る」「れ」「ろ」は見つからず。歌謡曲などにも広げれば見つかりそうですが、歌い継がれた日本の歌の中で出逢えないものかしらと検索中。
どなたか、見つけられたら、教えてください~。