最高の人生の見つけ方
「もしも、あと3ヶ月の命と言われたら、最後に何をしたい?」
記念すべき令和元年の年末に、わざわざ考えることではないかもしれませんが、あなたなら何と答えますか?
今年、一番心に残った映画「最高の人生の見つけ方」は、まさにそのテーマで描かれたもの。生きてきた道は違っても、人生の残り時間がほぼ同じと言われた女性2人が、偶然手にした「死ぬまでにやりたいことリスト」。そこに書かれた内容を一つ一つ実現していく中で、2人は大切なものに気づいていきます。
人と接する中で、うまく伝わらないことを歯がゆく思い、何でわかってくれないの! とイライラすることも。でも、それがあるからこそ、自分から飛び込んでいく大切さを知り、人の優しさに涙するのだと思うのです。
生きていればいつかは死ぬわけですが、心のどこかで、自分はまだ死なないと思っている…だから、一歩踏み出せない。また今度でいいやと思ってしまう。わかるなあ、その気持ち。
ちょっと真面目に考えてみました。
寿命があと3ヶ月と言われたら、私は何をしたいのだろうかと。
豪華客船で世界一周、お城のような家に住む、デパート丸ごと買い占める…お金があれば、そんなことをしてみるのも、確かに楽しそうではありますが、本当にそれをしてみたいかというと、実のところは「NO」!
限られた時間の中なら、したいことは一つ。大好きな家族や友人知人、今までお世話になった方、一緒に楽しい時間を過ごしてくれた人たちに、会えるだけ会いに行き、「ありがとう」を伝えたいと思うのです。
ここでふと思いました。
あれ、これって、いつでもできるよね?
3ヶ月の命と言われなくても、できるよね?
結局のところ、また今度、いつかきっとと言いながら、先送りにしていただけのこと。命の期限を切られなくても、やっておかなければ、きっと後悔する。
いまさらですが、そんな当たり前のことに気づかされました。
今年も一緒に過ごしてくれてありがとう。心に残る仕事をいただき、ありがとうございました。そんなたくさんの「ありがとう」を言いながら、笑顔の年越しをしたいと思います。
みなさまも、どうぞ良い年末をお過ごしくださいね!