童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

とんぼの眼鏡

2020.9.1新着とんぼの眼鏡

感謝と恩返し

 ここ数年、毎朝必ずしていることがあります。それはお参り。そんなに大層なものではなく、我が家の簡易神棚とお仏壇の両方に手を合わせ、家内安全、時には大きく世界の平和と安全を祈り、ご先祖様に感謝する。お参りをすることで、心が落ち着くのですね。不思議なもので、毎日手を合わせていると、それなりに守られている気がしてきます。

「倍返しだ!」の言葉とともに一斉を風靡したドラマ『半沢直樹』の続編が、7月から放送されています。今回のシリーズでは「感謝と恩返し」の言葉が加わりました。感謝することはもちろん、その思いをちゃんと伝え、何らかの形で返して行くことが大事なのだと、心に残りました。
 感謝の思いを伝えたい人はたくさんありますが、その中のお一人が、病気の治療をすることになりました。ショックでした。いつも自分のことより人のことを考えて動いてしまう彼女。優しくてほんわかしていて、会うたびに癒され元気をもらっています。困った時、どれだけ彼女の笑顔に救われ、助けてもらったことか…その恩返しをするのは今よ! と思うものの、医療の専門家でもない自分に、何ができるのか。非力だなあと感じます。
 せめて、ひたすら快癒を祈ることにしました。笑顔の彼女と、また一緒に食事をしたい。「治ってよかったね!」と笑いあいたい。他愛もないことをおしゃべりしたり、ときには童謡唱歌を歌ったり。そんな楽しい場面をイメージしながら、少しでも早く会えるよう祈り続けています。祈りが届くには時間がかかるかもしれませんが、諦めずに祈ることで、きっと実を結ぶと信じています。

 コロナで自由に人と会えない生活が続きますが、会えないからこそ大事にしたいつながりが見えてきませんか。色々な人に助けられ、愛し愛され生きていることが嬉しくなりませんか。
感謝と恩返しのバトンをつなぎながら、あなたも笑顔の日々を!

文/坪内美樹
兵庫県生まれ。神戸大学教育学部卒業後、大阪書籍株式会社に入社。
単行本の企画・編集および小・中学生用の道徳副読本の編集に携わる。

独立後、フリーのトーキング・プランナーとして書籍や社内報の企画・編集、 NHK「くらしの経済」「ちょっといい旅」等のTV番組リポーター、 ABC「探偵!ナイトスクープ」「クイズ仕事人」等のTV番組制作ブレーンを務める。
現在は、コミュニケーションをテーマとし、講師・司会・コーディネーターなどで活動中。

著書『ハッピーボイス健康法~声から広がるコミュニケーション』(あいり出版)
自身の出身地・兵庫県豊岡市日高町の「兵庫ひだか名誉大使」を務める。
独立行政法人文化財研究所外部評価委員(平成12年度~17年度)

◆坪内美樹のGood Luckブログ
http://ameblo.jp/ukiukiwakuwaku-smile/

◆「ミラサポ」サイトインタビュー記事
https://www.mirasapo.jp/features/profit/instructor/handbook_02.html