今月の童謡

2016.10.05新着今月の童謡

夕焼小焼

夕焼小焼
中村雨虹 草川信
一、夕焼小焼で日が暮れて
山のお寺の鐘がなる
お手々つないで皆帰ろう 
烏と一緒に帰りましょう

二、子供が帰った後からは
  円い大きなお月さま
  小鳥が夢を見る頃は
  空にはきらきら金の星

夕焼小焼
中村雨紅の原詩では「夕燒小燒」になっています。現代仮名づかいでは「夕焼け小焼け」と書きます。では、その「小焼け」とは何でしょう? 児童文学者藤田圭雄氏は次のように書いています。 「日本語は、七・五あるいは八・五でリズムを作って、七五調とか八五調といわれます。日本語のような音数律の詩の場合、リズムを整える為に、意味のない枕言葉とか対語が使われ、わらべうたの中にはそうしたものがたくさんあります。 大寒小寒、大雪小雪などがそうです」。
確かにそうなのかと思いますが、あまり気にも留めずに歌っていたと思います。この曲は関東大震災後の小学校から歌い拡げられました。最初に指導したのは中村雨紅夫人の妹で第二亀戸小学校の教員下田梅子でした。草川信の曲ができたとき、最初にオルガンで弾いたのも梅子でした。
 やがて、麹町小学校の土川五郎校長が遊戯教材として振付し、多くの教師に指導したのがもとで、急速に広まって、わずか数か月後には大勢の人々がこの歌を愛唱していたというのです。各学校はピアノを購入し、先生が弾きながら歌って指導し、子供たちが歌を覚え、ピアノを習い覚えて弾き、やがて全国に広まりました。
 現在も広く愛唱され続けているのは、日本人の心にしみるメロディーに、誰にでも容易に弾ける伴奏が付いていたからだと思います。 
私はこの歌を、ハーモニカで吹くときには、
一番は、ソーソラ ソソソミ(ゆうやけこやけで)
二番は、ソソソラ ソソッミ(こどもがかえった)
と吹きます。つまり、歌うように吹くことを基本にしています。譜面通り演奏されると、歌う人が歌いにくいことを体感してみてください。
(日本童謡協会会員 もり・けん)

今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか。

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