12月の童謡「月の沙漠 」

2015.12.20新着今月の童謡

12月の童謡「月の沙漠 」

月の砂漠
作詞:加藤まさを  作曲:佐々木すぐる
月の沙漠をはるばると
旅の駱駝(らくだ)が行(ゆ)きました
金と銀との鞍(くら)置いて
二つならんで行きました

金の鞍には銀の甕(かめ)
銀の鞍には金の甕
二つの甕はそれぞれに
紐で結んでありました

さきの鞍には王子様
あとの鞍にはお姫様
乗った二人はおそろいの
白い上着を着てました

曠(ひろ)い沙漠をひとすじに
二人はどこへ行くのでしょう
朧(おぼろ)にけぶる月の夜を
対(つい)の駱駝はとぼとぼと

沙丘を越えて行きました
黙って越えて行きました

月の砂漠
エキゾチックさ漂うこの童謡は、私を砂漠へと導いた。ゴビでふたこぶ、サハラでひとこぶに揺られ、王子様とお姫様の気分で駱駝に身を任せた。ふたこぶは中央アジアからモンゴル等にかけて、ひとこぶは北アフリカや西アジア等で見られるが、この歌の駱駝はどちらだろう。そして二人は砂漠からどこへ行くのだろう。想像がどんどん広がる。  詩の加藤は、千葉県御宿の砂浜でこの歌のイメージを膨らませて書いた。多才な加藤は絵も描き、自身はひとこぶで描いている。初出の際、他の画家はふたこぶで描いている。絵としては、ひとこぶがすっきりして見えるが、乗り心地はこぶとこぶの間に乗れるふたこぶが楽だ。  曲の佐々木は、砂漠を行く二人の様子を、できるだけ淡々と、アウフタクト(弱起)の曲としてまとめた。歌詞を四番まで繰り返し、ラストでは後半部分をコーダ(末尾節)で盛り上げる手法がより情感を高め、二人の今後を幸せにと祝っている賛歌のように感じるのは私だけだろうか?
日本童謡協会会員 もり・けん

今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか。

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