七つの子
「七つ」は七羽、または七歳を表したという説があります。私は、人間の7歳のことを思い、書いたのではないかと思っています。
七つは、七五三最後のお祝いの年です。子どもが3歳まで育ち、5歳まで育ち、7歳までいろいろな病気を乗り越え、抵抗力がつき育った。今後も元気に育ちますようにと願った感謝の行事としたのではないでしょうか。
つまり、「七つの子」になり、親はやっと胸を撫で下ろすのです。そんな思いを雨情は詩に表したのではないでしょうか。
他に、「適当な数字説」というのはあります。日本では、「七つ」は「多い」の意味で使われることが多く、具体的な数値でなく、「カラスは子だくさんで、山に子どもがたくさん待ってるよ」くらいの意味で表現したのではないかという説もあります。
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