黄金虫
『黄金虫』の歌に歌われている虫は黄金虫(コガネムシ)ではなく「ゴキブリ」を指しているという説もあります。「御器(ごき)をかぶる」というところからその名になったという説があります。つまり、それは食卓に集まってくる虫のことなのです。
その昔、食べ物が豊富で、温かい部屋のあるお金持ちの家には、ゴキブリはいたそうです。「お金持ちの象徴」ともされた時代があったのだそうです。お金持ちの家には、ケーキやパン等をはじめとして、さまざまな美味しい物がたくさんあったので、ゴキブリはそうしたえさを求めてやってきたこたから、このように歌われてきたと考えられています。
(諸説のうちの一つではありますが)、この歌をつくった野口雨情の故郷の茨城県では、ゴキブリのことを「コガネムシ」とか「カネムシ」と呼ぶ習慣もあったようです。
現在、私たちの暮らしの中では、ゴキブリが入ってこないように、虫よけが施されているかと思いますが、皆さんの家に、ゴキブリが出るということは、昔の人たちから見ると、非常にうらやましい家であった? ということなのかもしれませんね。
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