童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

今月の童謡

2020.3.1新着今月の童謡

大黒様

大黒様
石原和三郎 田村虎蔵
一 大きな袋を 肩にかけ
大黒さまが 来かかると
ここに因幡(いなば)の 白兎(うさぎ)
皮をむかれて 赤裸(あかはだか)

二 大黒さまは あわれがり
「きれいな水に 身を洗い
蒲(がま)の穂綿(ほわた)に くるまれ」と
よくよく 教えてやりました

三 大黒さまの いうとおり
きれいな水に 身を洗い
蒲の穂綿に くるまれば
兎はもとの 白兎

四 大黒さまは 誰だろう
大国主命(おおくにぬしのみこと)とて
国を拓(ひら)きて 世の人を
助けなされた 神様よ

大黒様
『古事記』に出てくる大国主命の神話をもとに作られた唱歌。
もともと大黒様は、インドの神様です。かなりランクが高く、ヒンドゥー教ではトップ3に入ります。神道においては、オオナムチ、オオクニヌシなどと呼ばれます。『因幡の白兎』の主人公としても有名です。呼び名も下記のようにたくさんあります。
大国主神、大物主神、国作大己貴命、葦原醜男、八千矛神、大国玉神・・・
この神様は、一度は日本を統治しましたが、天照大神の命によって国を譲りました。その代わり、出雲大社を造ってもらい、そこに祀られるようになったとされています。
 オオクニヌシは、大黒天と習合して、さらに民間信仰の七福神「大黒様」とも同一視されるようになりました。
 大黒様、恵比寿様は代表的な福の神です。布袋様を含めることもあります。そのため、大黒様と恵比寿様を一緒にお祀りする神社もよく見られます。
 『兎と亀』『花咲爺』『金太郎』などの作詞で知られる石原和三郎(1865-1922)は、群馬県みどり市出身。
『兎と亀』『花咲爺』『青葉の笛』などで知られる作曲の田村虎蔵(1873-1943)は、鳥取県岩美郡出身。


  今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか

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