童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

今月の童謡

2021.10.3新着今月の童謡

赤とんぼ

赤とんぼ
三木露風 山田耕筰
一 夕焼け小焼けの赤とんぼ
負われて見たのはいつの日か

二 山の畑の桑の実を
小籠(こかご)に摘んだはまぼろしか

三 十五で姐(ねえ)やは嫁に行き
お里の便りも絶えはてた

四 夕焼け小焼けの赤とんぼ
とまっているよ竿(さお)の先

赤とんぼ
    赤とんぼ(赤蜻蛉、あかとんぼ)は、体色の赤いトンボのすべてのことをさす。
三木露風(1889年〈明治22年〉6月23日 - 1964年12月29日)は、兵庫県揖保郡龍野町(現たつの市)で幼少期を過ごし,5 歳の時に両親が離婚,母親と生き別れ祖父の元で子守り奉公の女中(姐や)に面倒を見てもらう。姐や(お姉さん)に背負われ「赤とんぼ」を見た時のことを書いた。姐やもやがて嫁に行き、姐やからの便りも来なくなった。「お里のたより」については、誰から誰への手紙なのかについては解釈の余地がある。姐やの故郷から姐やへの手紙なのか、お嫁にいった姐やから露風への手紙なのか、母親から露風へなのか、様々に考えられている。
露風は、1921年から詞や俳句・短歌を新聞や雑誌に寄稿、17 歳で処女詩集を、20 歳で代表作の「廃園」を出版するなど、詩人としての才能を早くから開花させた。

山田 耕筰(1886年〈明治19年〉6月9日 - 1965年〈昭和40年〉12月29日)は、作曲家、指揮者。山田 耕作としても知られている。
この曲が,シューマン「ピアノと管弦楽のための序曲と協奏的アレグロ0p。134」とよく似た音形が出てくることでも有名。吉行淳之介が「赤とんぼ騒動」というエッセイのなかでこのことについては書いている。
  今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか

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