8月の童謡「しゃぼん玉」

2015.8.9新着今月の童謡

8月の童謡「しゃぼん玉」

しゃぼん玉
野口雨情 中山晋平
シャボン玉飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
こわれて消えた

シャボン玉消えた
飛ばずに消えた
生まれてすぐに
こわれて消えた

風風吹くな
シャボン玉飛ばそ

しゃぼん玉
 野口雨情は「童謡は子どもの生活を土台としなければならない」という姿勢で創作していた。この詩も、しゃぼん玉遊びの風景が素直に書かれている。また、生後八日で長女を亡くし、その娘への思いもこの詩に込められていると見るのはごく自然なことかもしれない。「作品は作者の手を離れた時から読み手(歌い手)の心のままになる」ということで、私も詩人として、どう解釈してもよいと考えている。
 戦後、この歌を教科書に載せる時、歌い出し部分の「ソ」が低すぎると「ド」に変え、「ドドドドレミソソ」とした文部省に対し、作曲者の中山晋平は、「躍動感が失われた」と抗議。芸術を解さぬお役所仕事と言われても仕方がない。中山は、ラストの「風 風 吹くな~」には、ピアノ伴奏をつけていない。野口の孫娘の野口不二子さんとご一緒した時、「ラストは伴奏は要りません」と、ゆっくり丁寧に結ばれた。祖父の詩を理解して作曲した中山の心を大切にしている人だと思った。
日本童謡協会会員 もり・けん

今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか。

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