お正月
冬至12月22日が、最も日が短い日。この日を境に昼が少しずつ長くなることから「一陽来復(いちようらいふく)」といい、上昇運に転じる日とされています。
また、「冬至冬中冬はじめ」といって、本当の冬の厳しさはここから始まります。そこで、旬を迎えるゆずを浮かべた風呂(ゆず湯)に入ると、風邪をひかず元気に冬を越せるという習わしが生まれたそうです。
冬至にかぼちゃ(別名:南瓜(なんきん))を食べる習わしは、名前に「ん」のつくものを食べる、「運盛り」に由来しています。野菜が少ない冬に、保存のきくかぼちゃを食べて栄養を取り、楽しいお正月を迎えましょう。
『お正月』の歌は、明治34年7月に刊行された共益商社書店発行『幼稚園唱歌』に発表され、言文一致唱歌の代表作ともいうべき曲です。
「正月」は1月の別称ですが、1日が元日、3日までを三が日、7日までを松の内といい、さらに1月15日(地方によっては20日)の「小正月」まで、さまざまなお正月行事が行われます。
1月を「睦月」と呼ぶのも、正月に一家揃って睦みあう様子を表したもの。多くの方がお正月を家族で過ごし、当たり前のようにおせちを食べたり、お年玉のやりとりをしたりしていますが、一つひとつのものごとにも大切な意味が込められています。
昔から、元旦には「年神様(としがみさま)」という新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるとされています。年神様は祖霊神であり、田の神、山の神でもあります。
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