童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

今月の童謡

2018.8.1新着今月の童謡


不詳 不詳
一 松原遠く消ゆるところ
白帆(しらほ)の影は浮かぶ
干網(ほしあみ)浜に高くして
かもめは低く波に飛ぶ
見よ昼の海
見よ昼の海

二 島山(しまやま)闇に著(しる)きあたり
漁火(いさりび)光淡し
寄る波岸に緩(ゆる)くして
浦風軽(かろ)く沙(いさご)吹く
見よ夜の海
見よ夜の海

 「赤い鳥」創刊に影響を与えた大正デモクラシーは、文化の面、特に子どものための歌作りの中でも大きな足跡を残しています。
 明治初期の唱歌のような教訓めいたものではなく、純正を育み、芸術的香りのする子どものための歌をと、前面に打ち出した「赤い鳥」の考え方の萌芽が、明治の終わり頃から大正にかけて起こった大正デモクラシーから生まれました。
 「赤い鳥」創刊前までにも次のような名歌が生まれています。
 『牛若丸』、『浦島太郎』、『案山子(かかし)』、『かたつむり』、『汽車』、『四季の雨』、『早春賦』、『鳩』、『春が来た』、『春の小川』、『村の鍛冶屋』、『茶摘』、『出船』、『海』、『鯉のぼり』、『浜辺の歌』、『朧月夜』、『故郷』、『紅葉』、『桃太郎』、『ふじの山』、『冬景色』、『冬の夜』など。

今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか

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