雨降りお月さん
「赤い鳥」を中心として起こった童謡運動のさなか生まれた名曲です。
この「雨降りお月」という童謡は、もともと二つの歌でした。
野口雨情の詩「雨降りお月」に、曲をつけるときに作曲者中山晋平の勧めで題名を「雨降りお月さん」として「コドモノクニ」1925(大正14)年正月増刊号に発表すると好評で、レコード化の話がでました。
雨情は、一番と同じ文字数で「雲の蔭」という詩を書き、それを二番としました。その二番には、晋平が少し違った曲をつけて同年3月号で発表され、レコードとなりました。その曲の名は、元々、雨情がつけていた「雨降りお月」としました。
ですから、一番の詩は「雨降りお月さん」、二番の詩は「雲の蔭」、一番二番通して歌うと「雨降りお月」となるのが正しいわけですが、93年も前のことですから、このお話はややこしくて、正確に伝わっていないようです。
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