童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

今月の童謡

2020.4.6新着今月の童謡

さくらさくら

さくらさくら
日本古謡
さくら さくら
野山も里も 見わたす限り
かすみか雲か 朝日ににおう
さくら さくら 花ざかり

 現在の歌詞は、昭和16(1941)年に「ウタノホン」下巻に掲載する際に改められたものだそうです。そして、最後の13小節の2小節のリズムも原作をもとに少し変えられているようです。
 では、元のはというと、江戸時代に存在していた『さくら』という歌を、明治21(1888)年10月に文部省音楽取調掛下『筝曲集』を編纂するときに変えて、編曲したものといわれ、下のような歌詞でした。

さくら さくら
やよいの空は 見わたす限り
かすみか雲か 匂いぞ出ずる
いざや いざや 見にゆかん

さくらさくら
 題名は『さくら』または『さくらさくら』の二通りで呼ばれているようです。日本古謡と呼ばれていますが、実際は江戸時代幕末の頃、子ども用の「箏」の手ほどき曲として作られたものといわれています。
 作者は不明ですが、もともとの題名は「咲いた桜」という歌詞がついていたといわれています。その優美なメロディーから、明治以降に歌として一般に広まり、現代の歌詞が付けられたようです。
 この歌は、日本の代表的な歌として、国歌『君が代』とともに国際的な場面で歌われることも多い曲です。

  今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか

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