さくらさくら
日本を代表する歌となって国際的にも知られている「さくら」(「さくらさくら」ともいわれる)は、長く日本古謡という表記が使われていましたが、実際は、江戸時代幕末の頃、子ども用の筝曲の手習い用に作られたものということが分かってきました。作者は不明。元は「咲いた桜」という歌詞がついていて、明治以後に歌として広まったようです。
1888(明治21)年に発行された「筝曲集」として掲載されています。後世いろいろな編曲がなされましたが、宮城道雄の「さくら変奏曲」が特に有名です。
海外向けの国際放送NHKワールド・ラジオ日本では日本語周波数案内(日本時間12時、13時、19時、21時)のそれぞれ前に、近畿特急では吉野駅到着時の車内チャイムとして、JR中央線快速小金井駅では発車メロディーとして、この曲が流れます。
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